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保育士直伝!子どもの苦手な食べ物の克服方法!

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「食べていたのに急に食べなくなった」
「食べる前から、イヤイヤされる」など、いろいろな悩みがありますよね。

保育園、幼稚園で働いた経験をもとに、子どもの嫌いな食べ物の克服方法をお話ししたいと思います。これまでにたくさんのお子さんを見てきました。そんな中で嫌いな食べ物を克服してきた子どもたちも沢山います。

どうやって克服したのか、実際に保育園や幼稚園で工夫したことをお伝え致します。

この記事を読んでわかること
  • 今まで食べていたのになぜ食べなくなるのか
  • 無理やり食べさせるのは止めてほしい理由
  • どのようにしたら食べてもらえるのか

なぜ好き嫌いをするのか

そもそも子どもは生まれた生まれた時から、苦味と酸味を苦手とします。それは本能的に「苦味=毒が入っているのでは?「酸味=腐っているのでは?」と感知することができるからだそう。なので食べたがらないことは、理にかなっています。

また、子どもの舌は大人より敏感でなので、酸っぱいものや苦いものをより強く感じるので、苦手とする子が多いのです。

味以外にも触感(ドロドロ、ぐにゃぐにゃ、しゃりしゃり、ねちょねちょなど)が苦手で食べたくなくなる子もいます。

「好き嫌いしないで食べて欲しいな~」と親としては思ってしまいますが、苦手な食べ物があることは自然なことなんですね。

お願い!無理やり食べさせるのはやめて!

「食べるまで遊んじゃダメ!」「食べるまでデザート食べちゃだめよ」なんて言って、ずっと座らせていたり、居残りさせたりしていませんか?

前に私が受講した保育士の研修で、

「苦手なものを残さずきれいに食べなさい!」と無理やり食べさせていたらある意味、拷問。下手したら虐待になる可能性だってあります。

と習ったことがあります。その時に私は「ハッ」としました。保育士になりたての時、無理やりは食べさてはいないものの、しつこく食べさせようとした経験があります。(反省しました)

改めて考えてみてくださ(._.)なんのための食事ですか?
もちろん好き嫌いなく栄養バランスよく食べて欲しい気持ちは分かりますが、なにより食事時間が楽しいことが大切だと思うんです★無理やり食べさせられる経験があると、子どもたちは食事自体が嫌になってしまいます。

苦手なものは味を知る所から少しずつ始めていき食べられる量を増やしていきましょう。

どのやり方が合うのか、実践してみよう!

子どもによってどの方法が合うのかやってみなければ分かりません!ここでは、私が10年以上保育現場で試して効果があったものを紹介致しましょう♪

苦手なものは舐めるだけでOK

小さい頃の味覚は大人より敏感です。ペロッと味見だけでも十分です。舐めるだけで「こんな味なんだ!」と知ることができますし、先生や親からも褒められた体験が嬉しくて案外パクっと食べられちゃったりするものです。

細かく刻んで好きな食べ物と一緒に食べる

これはやっている方も多いでしょう!!

細かく刻んで、特に味の濃いカレーやふりかけごはん、スープなどに混ぜるとパクパク食べられることがあります。

他の食材に隠して食べてもらう

先ほどの細かく刻んで好きなものと一緒に食べることと内容は少し似ていますが、案外子どもの観察力は鋭くて苦手な食べ物が混ざっているのを発見すると「イヤ!!」と拒否してくることも多々・・・。

そんな時は一口で食べられるサイズのおにぎりの中に入れてみたり、パンにはさんでみたり、スプーンの底に忍ばせたりと、極力見えない工夫をしてみましょう!

キッチンに立たせて味見をさせる

この方法、私の娘には効果的でした。お皿に盛りつけると食べない野菜ですが、キッチンに立たせて「味見する?」と聞くと「うん!」と食べてくれるのです!!なので、お皿で出しても食べてくれないだろうな~と思うおかずは、先に味見がてら食べさせてしまいます(笑)

家庭菜園をしてみる

保育園や幼稚園の中には畑があって、トマトやキュウリ、ナスなど実際に育てて食べる”食育”に力を入れている園もあります。

お弁当や給食に出てくるトマトやナスなどは食べられないのに、なぜか育てて収穫すると食べられる子が続出するんです!!そこで食べられたことへの自信がつき、苦手を克服できてしまうことも!

また、保護者の方からのお話しの中で家庭菜園で「自分で収穫したことによって食べられました」なんで嬉しい報告もちょくちょく聞きます♪

お時間に余裕のある方は家庭菜園をしてみたり、また野菜収穫体験をしてみるのもいいかも知れません!!

友達と一緒に食べる

家族以外の人と食べる経験って結構大事なんですよね!

保育園や幼稚園では「○○〇君が食べたから、俺も食べてみる!」と、競争心が芽生えて頑張って食べてみたり、「○○〇ちゃん頑張って食べてごらん」と友達の応援の力で一口食べてみたり。

友だちや先生の言葉で食べられることがあるんですよ!

家族だとついつい甘えてしまう子どもたち。たまにおじいちゃん、おばあちゃんと食べたり、友達と食べる経験を作ってあげるのもいいでしょう!

子どもながらに「かっこいいところをみせたい」と、頑張る姿を見せてくれるかもしれませんよ♪

ママが全力で保育士になりきる

保育士さんって苦手な食べ物を食べてもらいたいとき、とにかく全力なんです(笑)女優になってるんです(笑)

たとえば・・・
「あれ~おおきなトンネルはどこかな~、ガタンゴトン」とスプーンを口に持っていく。

たとえば・・・
スプーンを子どもの口の前まで運び、「あれ?みてないうちになくなってるかな~」「スプーンが軽くなったりして」と言葉掛けをすると、子どもは楽しくなってパクっと食べてくれることも。

一口食べてくれたらこっちのもん!畳みかけるように「また、なくなってるかな」「まだスプーンが重たいな~」「さっき誰が食べたんだろ~、不思議!!」と視線をそらします。するとまたパクっと食べてくれます!

食べてくれたら「えーすごい!」「いつの間にか誰かが食べてる!」「おっかしいな~」など盛り上げてみてくださいね★

まとめ

せっかく作ったご飯をイヤイヤれたり、投げられたり、べーっと出されたりすると、イラっとしますよね。わかります。そこで無理やり口に押し込んだり、怒ったりすると余計に食べなくなってしまうかもしれません。

とにかく一番大切なのは、食事が苦痛の時間にならないこと!つまり楽しい時間となることです!

一口食べたら大げさに褒める!少しずつ苦手な物がなくなったらいいな~と気長に接してみてください。保育園や幼稚園に通っているお子さんなら、お家で少したべなくても、園でバランスのよい食事を食べさせてくれますので、あまり神経質にならずにお子さんと向き合ってみてくださいね!

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