みなさんの幼稚園ではしっかり休憩時間は確保できていますか?働き方改革で労働環境を整えだしている園もあれば、まだまだブラックな園も沢山あります。
私が勤めていた園は休憩なしの10時間労働でした。なぜ休憩が取れないのか、そしてどのようにしたらこの労働環境が良くなっていくのか解説したいと思います。
目次
休憩が取れない理由
求人や契約書には1時間休憩ありと書かれていますが、実際に休憩を取れている幼稚園は少ないです。私が勤めていた幼稚園では休憩なんて今まで取れたことがありません。ではなぜ休憩が取れないのか。
リアルな現状を話します。
給食も子どもたちと一緒
食育の一つとして子どもたちと一緒に食べて、食べることの楽しさや食事のお約束や姿勢などを給食の時間を通して教えます。
子どもたちと一緒に食べるので、ゆっくりなんて食べてられません。食べこぼしの始末、食事の補助、どれくらい食べられているかの把握、苦手の食べ物も食べられるように声掛け・・・。なので昼食の時間に休憩を取ることはできません。
職員の数が足りない
そもそも、職員の人数が多ければ、順番に休憩を取ることができます。が、どこの園もだいたいギリギリの人数で回しています。職員が多いと人件費が増えるので、経営が厳しいところは職員の人数を減らします。そうすると、休憩なんて取ってる場合じゃなくなりますよね・・・。
そうすることで職員の負担が増えて、きつくなって辞めていく・・・という悪循環に繋がっているんですけどね。
休憩取るより早く帰りたい
子どもたちが降園するのは14時~14時半。そのあとお部屋やトイレ掃除をしてやっと一息つけるのが15時ころです。そうなると定時が17時の場合、定時で上がるには残り2時間しかありません。
そこで1時間休憩を取ってしまうと、仕事をする時間は1時間しかできなくなってしまい結局残業しなければ終わりません。
「それなら休憩なしで働いて早く帰りたい!」となるわけです。
そもそも休憩取れない環境も、残業しても賃金が発生しないこともおかしな話なんですけどね。
休憩を取れる環境は作れる?
仕事の効率化&簡素化
パソコンを導入してデータ化したり、保育専用のアプリを活用したりすることで効率よく仕事を進めることができます。
また行事内容を見直したり、作り物を減らしたりするなど、今までの仕事を改善してみる努力をしてみましょう。当たり前にやっていた仕事も「本当に必要なのか?」「今の保育に合っているのか?」と見直すことで、保育の質も上がって一石二鳥です。
https://dachshuhublog.com/hoikugyoukainotegakibunnkawonakusou結局運営トップが変わらなければ無理!
これです。いくら職員が仕事内容を良くしたり、効率よく仕事をしても限界があります。パソコンの購入、保育管理アプリの導入、職員増加など、経営側が動いてくれないと大きく変えることはできません。
休憩なしで、残業まで・・・。つまり10時間以上働きっぱなしなわけです。ブラック企業ですね、これは(笑)
この労働環境から脱出するためには、経営側が労働環境を整えてくれるか、その園を辞めるかになりますね。
派遣保育士という働き方
私は正職員で7年間幼稚園に勤めていました。労働環境は休憩なしの10時間労働がほぼ毎日。行事前になるとそれプラス1時間働くことも。
それに対して給料は1年目とあまり変わらない。時給換算するとパートと変わらない。その割に仕事も責任はどんどん増えるだけ。
効率よく働きたいと思い派遣保育士に転職したのです。
派遣の時給1500円のところで8時間働いたとすると
1500円×8時間=日給12000円
12000円×20日=月給24万円
です!休憩もとれて、残業も0でこの月給です。決して高いとは言えませんが保育業界で考えるといいほうだと思います。
派遣保育士について他の記事もあるのでご覧ください★
https://dachshuhublog.com/hakennhoikusinohougakasegeru https://dachshuhublog.com/hakennhoikusininettehanntosi結論
結論として・・・ザっとまとめると、
- 職員で変えられるところは積極的に変えていく
- パソコンや保育管理アプリを導入してもらう
- 結局経営側が動かないと大きく変えるのは無理
- 労働環境が整っている園に転職する
- 派遣保育士に転職する
と、なります。まずは自分達ができることから始めてみましょう。環境が整っている園もありますので、転職するのも近道かもしれません。
働きやすいい環境を自ら探して、仕事もプライベートも充実させましょう♪